「群れなす雛たちへ送るエール」(群雛文庫)のススメ

81QLDUvr8NL._SL1500_「群れなす雛たちへ送るエール」(仲俣暁生・池田敬二  群雛文庫)が2月15日に発売になった。

電書情報サイト「きんどう」では以下のように紹介いただいた。

「仲俣暁生・池田敬二ら電子書籍界の識者がインディーズ作家への熱い応援メッセージをまとめた「群れなす雛たちへ送るエール」など群雛文庫作品がリリース」

「きんどるどうでしょう」2016年2月19日
http://kindou.info/63189.html

NPO法人 日本独立作家同盟が発行するインディーズ作家を応援する「月刊群雛」にゲストコラムとして掲載された仲俣暁生さんと私の文章が収められたものだ。

鷹野凌編集長から「月刊群雛」2014年8月号へのゲストコラムのオファーがあった際には、創刊号からこれまで書かれたゲストコラムを再読した。このラインナップに連なるのかと思うと緊張感と責任感で押しつぶされそうになったが特に「そんなにハードル上げちゃわないでよ」と涙目になったほど高みに登る高尚な文章に感じたのは創刊号に掲載された仲俣暁生さんの「『群雛(GunSu)』の創刊に寄せて」だった。そんな仲俣さんの文章とカップリングにしていただいて心底光栄に感じています。

決死の想いで書き上げたのがこの「『月刊群雛』への応援歌」。セルフパブリッシングというものにとてつもない可能性を感じているし、これまでの出版の世界におけるデビューの仕方や映画製作におけるシステムについて一石を投じる為に不遇の作家である佐藤泰志の生涯と彼の原作の映画が次々に注目を浴びている現象について光を当てた。そしてセルフパブリッシングの果たせるであろう役割や月刊群雛、日本独立作家同盟へのエールを力いっぱい書き殴った。
タイトルの通り「月刊群雛」創刊号に掲載された鷹野凌編集長が書いた詩「月刊群雛/創刊の辞」に曲をつけて歌う活動を続けている。

「月刊 群雛/創刊の辞」作詞:鷹野凌 作曲:池田敬二
https://www.youtube.com/watch?v=LOFJymd2_44

(詩の冒頭を引用)

我々は雛だ。

まだくちばしの黄色い雛だ。

ひとりではろくに餌を採ることもできない。

だから、群れをつくることにした。

ひとりではできないことも

みんなの力を合わせればできる気がする。

この曲を歌い続けていくのと同時に新しく生まれてくる「本」、「書き手」にワクワクするために日本独立作家同盟の活動をこれからも応援していこうと思います。

 

公共図書館のトップランナー「札幌市中央図書館」へ

生まれ故郷である北海道への出張。幼年期に過ごした札幌。アポイントの時間前に足を運びたかったのは札幌市中央図書館。路面電車にのって「中央図書館前」に向かう。2015-02-24 13.52.56途中の「西線11条」という駅の近くに父が勤めていた会社の社宅があり、幼稚園から小学生まで過ごした懐かしい街。

2014年3月まで出向していた一般社団法人 電子出版制作・流通協議会の活動を通じて札幌市中央図書館の淺野隆夫さんと知り合い、セミナーにも登壇いただいた。その内容はフリーライターの鷹野凌「本が売れなければ図書館の未来もない」―公共図書館電子化モデルの議論 というタイトルでeBook USER というサイトにレポートしている。

最近では「札幌市中央図書館、電子書籍の貸出サービスをスタート」というリリースがあった。

私も「変わりつつある図書館の現在」(「クロスメディア考現学」)というタイトルで淺野隆夫さんの日経新聞に掲載されたコメントを引用したことがある。

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「単なる、“本の館”として図書館を維持するのは無理」「利用者の役に立つ情報を集め、発信する拠点として図書館を再定義する時に来ている」

無料貸本屋と揶揄され、書き手や出版社からも敵対視されることもある公共図書館。札幌市民の協力、市内の出版社と連携をはかりながら実証実験を行い、推進してきた電子図書館への取組が現実のサービスとしてはじまっている。札幌市中央図書館に足を運び、市民から受け入れられ、愛されている公共図書館であることが伝わってきた。公共図書館のトップランナーとしての札幌市中央図書館。実際に足を運ばないと感じられない空気感というものがやはりある。

2015-02-24 14.01.43        切り株をモチーフにした電子書籍体験ブース

 

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実は淺野さんとお会いしてもフェイスブックのメッセージでも話題の大半は、音楽、ギターの話。ギタリストの淺野さんへのお土産はギブソンの弦。次回はギター持参で、夜はセッションしましょうと約束してお別れしました。

 

 

 

 

 

 

 

「月刊群雛/創刊の辞」を歌う

今日はインディーズ作家を応援する「月刊群雛」の発行母体である日本独立作家同盟をNPO法人化するのにあたっての記者発表会。私は司会をつとめさせていただきましたが、月刊群雛と関わりをもったのはちょうど1年前の2月に月刊群雛の鷹野凌編集長が創刊号に執筆した詩(「月刊群雛/創刊の辞」)に勝手に曲をつけて、勝手に歌い始めたのがきっかけです。はじめて披露した電子出版交流イベントePubPub@吉祥寺での音源が残されておりまして、今日も記者発表前にエンドレスでBGMで流れておりました。どんなプレゼンよりも月刊群雛のコンセプト、メッセージが明確に伝わってくるんです。

月刊群雛/創刊の辞
作詞 鷹野凌  作曲 池田敬二

我々は雛だ まだくちばしの黄色い雛だ
ひとりではろくに餌をとることもできない
だから、群を作ることにした
ひとりではできないことも
みんなの力を合わせればできる気がする

我々は雛の群れだ
けれども、巣の中で親鳥をただ待ち続け
餌をくれと口を開けて上を向いている
だけの雛ではない

すくなくとも自分の両足で立っている
空へ飛び立とうと、両の手を懸命にばたつかせている

いつかあの大空を群をなして飛ぼう
そのために全力で走ろう 力いっぱい羽ばたこう
汗をかこう 繋げよう 広げよう

ここに我ありと大声で叫ぼう できる限りの努力をしよう
その先に我々が目指す青い大空があるはずだ